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Sneak Thief – Larry Becker

Sneak ThiefはLarry Becker氏の本「Stunners! Plus!」に収載されているトリックで、以前紹介したAndy Nyman氏のMagicians' Graphologyの基になったものです。最近ちょっと気になるところがあったので読み直してみました。Geniiに掲載されたAndy Nyman氏のMagicians' Graphologyは2ページですが、Sneak Thiefは11ページにもわたって解説があり、読み返してみるとまた新たな発見がありました。私は即席ででき、またセリフも自分に合っている感じがするのでMagicians' Graphologyのほうを演じていますが、基になるSneak Thiefを読むのはとても勉強になりました。
本当にこれは非常に図々しい方法ですが、素晴らしいです。

The effect:
演者は4枚の黒革のメモカードホルダーを見せる。各々にブランクカード(3 x 5 ホワイトインデックスカード)が留められている。カードの面が下になるようにホルダーを返す。続いて一列に並んで座っている客の元に行きながら、ランダムに混ぜ、カットする。4人の客それぞれに、メモホルダーと小さな鉛筆を渡し、演者はステージに戻る。そして4人の客にメモホルダーをカードの面が上になるように返してもらい、カードに何でも良いので書いてもらう。
演者は書いてもらうのはシンプルな図形でも、家、木、太陽、月、花、動物など、何でも良いので自分の望むものを書いて下さいと述べる。客には自分の書いたものが他の人に見えないように注意してもらう。そこで書き終わったら、書いた面が下に向くように裏返してもらう。この作業を演者が10秒数える間に終えて下さいと述べる。演者は後ろ向きになり、大きな声でカウントダウンを始める。
演者がカウントダウンを終えたら、振り返り、客のうちの一人にメモホルダーを裏向きのまま集めてもらい、軽く混ぜた後に演者に手渡してもらう。
演者は一番上のメモホルダーをひっくり返し、書いてある面を上向きにして書いてあるものを見つめ、「すばらしい」と大きな声を挙げる。「これを書いた人はゴッホで無いのは間違いない。実際、これは私が今まで見た中で最もすばらしい。」
客に何が書いてあるか分かるようにカードを示す。だれもが素朴な線画を見て笑う。演者は書いた人が明らかに芸術家としての能力が欠けているにもかかわらず、書かれている図がそれを書いた人の人間性について何か訴えかけてくると述べる。残る3枚のカードホルダーの山を書いてある面が下向きのままテーブルに置き、演者は彼が持っている絵を描いた人の心理学的プロファイルについて簡潔に、しかもユーモアに富む内容を伝える。
言い終えたら、演者は突然4人のうちの一人を指さして「これはあなたが書きましたね。」と述べる。指名された客はそうだと答える。
演者はホルダーからカードを外してそれを書いた人に返す。テーブルから2枚目のホルダーを取り上げ、表向きにして書いてある図を見つめる。そして「これは明らかにセックス狂の仕事ですね。」と言う。聴衆は笑う。再び演者は的確に誰が書いたものか指摘する。二人目の客も自分が書いたものだと認める。
二人の客が残っています。3番目のホルダーをテーブルから取り上げ、表向きにして、何が書いてあるか客に示す。「この名作を書いた人は心の中で「はい」と答えて下さい。またこれを書かなかった人は心の中で「いいえ」と答えて下さい。」と演者はお願いする。しばらく2人の客を観察して、演者はホルダーからカードを取り除き、残る二人の客のうちの1人にそれを渡す。「私はこれはあなたが書いたものだと思います。」と述べる。客は、そうだと認めます。
4番目の客の方を向き、演者は興奮気味にそのテーブルにあるものはあなたの書いたものです。」と大声で言う。演者は得意げにテーブルの上に裏向きのまま置かれている最後に残ったメモホルダーを指さす。消去のプロセスによって最後に残ったものが誰のものなのかは明白なので、当然、聴衆は演者の仰々しい身振りと発言に笑う。笑いを無視して演者は4番目の客が何を書いたか示していないし、誰も見ていないと述べる。演者は最後の客に書いたものを心の中に強く思って下さいとお願いする。
ブランクカードとペンを手に取り、演者は客を注意深く観察して、観客からは見えないようにスケッチを始める。書き終えた後、最後の客に自分が何を書いたか説明してもらう。演者は裏向きのカードホルダーを取り上げ、書かれているものが客に見えるように向け、それと同時に演者が書いたものも客に見せる。聴衆は、2つのカードに書かれているものが同じであることを理解します!
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by pacemagic | 2010-11-21 10:40 | 本、レクチャーノート