CARDECEITS - Peter Duffie
2005年 02月 17日
Peter Duffie氏のeBook($15)です。Duffie氏は精力的にカードマジックを発表しており、
有名なものにVanished & Goneなどがありますね。CARDECEITSは2003年に発表されたもので、
約40ページにわたって17のマジックが解説されています。挿絵等は全く無く、文字だけの解説です。どれも素晴らしいのですが、
中でも特にNew Hue View とThree Down, One to Goはとても素晴らしく、
この2つだけでも15ドルの価値があると思います。
A Pain In The Ace : 選ばれたカードをデックの中央に戻しまが、
いつの間にかトップに戻っています。再びそれをデックの中央に戻します。デックのトップをめくると、
今度は観客が選んだカードではなくエースが現れます。デックをカットし、スプレッドすると4枚のエースが表向きに現れ、
その中央に1枚裏向きのカードが挟まれています。そのカードを見てみると・・・
The Rolex Gang : 4枚のエースを抜き出し、その間にカードを挟みます。
しかし挟んだカードは消えてしまいます。今度は別のカードをエースの間に入れると、再び消えてしまいます。観客にカードを選んでもらいます。
観客の選んだカードはクイーンで、同様にエースの間に挟みます。しかし今回はクイーンは消えません。
その代わりにエースがキングに変わっています。
Garden Path II : 選ばれたカードを裏向きにテーブルに置く。
3枚ずつ3つのパイルを作り、残りのデックを片づける。各パイルのトップカードを表向きにし、
その情報を使ってマジシャンは選ばれたカードを当てようとする。しかしそれは失敗に終わる。
パケットを取り上げ選ばれたカードで軽くたたくと選ばれたカードのメイトカードに変化する。
Inside Out :
New Hue View : マジシャン相手に演じるのに向いています。とても不思議です。
Between Queens & Dark Places:
Bad Influence: 4枚の赤いカードをテーブルに置く。その隣に4枚の黒いカードを置く。
観客はどちらかのパイルを選ぶ。次に4枚のカードのうちの1枚を選ぶ。選んだカードをパケットの中に戻す。
赤いカードのパイルと黒いカードのパイルを合わせる。観客が1枚ずつカードを除いていき、最後に1枚のカードが手元に残る。
除いたカードを表向きにすると全て赤いカードになっています。手元に残ったカードだけ違う色のカードです。
More Convivial: カードを選んでもらい、それをデックに戻す。
あなたはカードを探すことを3回試みるが、いずれも失敗する。そこであなたは失敗した3枚のカードを使ってマジックを行う。
最後に選ばれたカードが表向きに現れる。
Card of Darkness:
Deal Steal Collectors:
Counting the Maze Way:
Mini-Hellraiser: エレベータールーチン。最後は客の手の中で起こる。
Crime Suspect: 客が彼のカードの場所を見つける。
Three Down, One to Go:
観客の覚えてもらったカードがデックの中央に表向きになって現れる。
Suit Yourself Too: Roy Waltonの"Suit
Yourself"のバリエーション
Ulti-Print!: 4枚のブランクカードがいつの間にか印刷されています。
難易度:中程度
総合評価:9点